191220 立海後編レポ③

 

2019/12/20 19:00

@日本青年館ホール

ミュージカルテニスの王子様 全国大会 青学vs立海 後編

 

 

第一幕は①、第二幕S1終了までは②↓

 

tomstage.hateblo.jp

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バンザイワッショイ後、上手側に南次郎が登場します

 

立海大附属…いいチームだったなあ」

「幸村くんよお〜テニスってのは……いや、やめておくか」

と誰にともなく嘯きます

 

さらっと言ってましたが

立海がいいチームと評価される

・幸村のテニスを否定しない(天衣無縫を押し付けない)

 

というのはテニスの王子様で大きく印象が変わった点なのではないでしょうか

 

1stシーズンでは立海からは狂気を感じるほどでした

勝ちに執着するあまり大切なものを見失ってしまった感じです

 

2ndシーズンでは、勝つために苦しみもがきながら泥臭く勝利を掴む等身大の中学生らしさが垣間見えるようになりました

 

今回の3rdシーズンでは新テニで「天衣無縫が最終境地ではない(天衣無縫以外にも強いテニスがある)」「幸村はテニスを楽しめないがテニスをできる喜びは誰よりも知っている」という、立海のテニスを否定しない、肯定的な材料を元に、それに従った表現ができるようになったと思います

 

 

旧シーズンでも上島先生とかが「立海もいいチームだったんだけどなあ」というようなことをどこかで言っていた気もしますが、より「立海もいいチーム」感が出てきたのは3rdシーズンからかなあと思います

 

 

 

そして従来もありましたがトリオが「どうすればお宅のリョーマくんみたいに強くなれますか?」と南次郎に尋ねます

南次郎は女の先生紹介してくれ!と言いますが、「竜崎先生しかいない」と言われ撃沈します

 

 

 

M22 GRADUATION

 

変更なしです

 

この歌を聞くと青学バラードのオールキャスト版、という感じがするんですよね

 

元々各代ごとの青学バラードって、キャラにもキャストにも当てはまるようにできているから2.5のヲタクはたまらないわけなんですが、このGRADUATIONもキャラの卒業とキャストの卒業、それとテニミュの終演を歌っている

 

パート分けは変更なく、1番青学2番立海、そしてライバルズという感じだったと思います

 

お前の道はお前が決めろ

俺の道は俺が決める

一緒に歩くのも自由

離れていくのも自由

旅立つ者 飛び立つ者 留まる者

 

の時の立海が上手下手で半分ずつくらい違うステップを踏んでそれぞれ異なる道を表現していたのが泣けてしまいました

 

 

to be continued…..と歌いながら舞台上に青学3年生だけが残ります

 

卒業式のシーンです

一人一人が卒業証書を受け取って、ハケていく際は客先の通路を歩いて行きます

不二とタカさん

乾とカチロー

大石と菊丸

大石と手塚 で二人ずつ二言三言語って別れます

 

演出に大きく変更はなかったと思いますが、菊丸が若干泣きそうだったのもあり客席からは鼻をすする声が少し聞こえてきました

 

大石と手塚がハケた後、音楽がパイプオルガン調の別の曲に代わり教壇が下手奥に出てきます

 

 

「3年A組10番 真田弦一郎」

「はい」

 

立 海 の 卒 業 式 が 追 加

 

 

これは由々しき事態です

会場のすすり泣き声が一気に増えました

3年A組…と声が響いた瞬間の鳥肌と感動を思うとネタバレを断固遮断して観に行って本当によかったなと思いました

 

青学のようにバーニングしたり「ほーい」と返事したりする個性はなく、全員しっかり「はい」と答えて丁寧に証書を受け取ります

(ジャッカルだけ涙声だったので少しウケました。「ファイヤー泣泣」)

仁王とブン太がものすごくいい声で返事していたのが泣けましたね…

 

青学と同じように二人ずつ言葉を交わしてハケていきます

 

仁王「柳生、元気でやりんしゃい」

柳生「アデュー…とは、言いませんよ」

 

上手側にいた仁王の方へ歩み寄り、そのまま上田袖へハケる柳生

それを受けて下手側へハケる仁王

 

 

 

桑原「ブン太、俺たち良いダブルスだったよな」

丸井「ああ…なんか、いつも走らせて悪かったな」

桑原「………たのしかったぜ!」

丸井「またやろうな」

桑原「おう!」

 

いつも走らせて〜楽しかったぜの間で客席の涙が5倍くらい増えました

私も泣きそうでした

 

 

 

そして、柳が一人でまっすぐ歩いてくると上手から赤也が飛び出してきます

 

赤也「柳先輩!!」

柳「赤也…」

赤也「今まで、ありがとうございました!!」

深く90度の礼をする赤也の背中にそっと手をかけて

柳「立海を頼んだぞ」

そう言って上手へはけていきます

赤也は決意したように下手へダッシュハケます

 

乾もカチローに青学を頼んだぞ、と声をかけていたのでやはりこの二人は似た者同士なんだなと思いました

 

赤也が飛び出してきた時もすすり泣き声が10倍くらいになってました

立海の女、涙もろすぎるぜ

 

 

残された2topですが、二人で前へ出てきて向かい合います

真田「幸村、お前のおかげで素晴らしい3年間だった」

幸村「真田、俺の方こそ心から礼を言わせてもらうよ」

 

間1メートルくらいしかない距離で話してるのですが、握手をし、その手を胸元でまた強く握り合います

 

真田「またな」

幸村「ああ、またな」

 

セリフと言い男らしい握手といい完全に泣けてしまい会場の号泣ムードは誰にも止められないって感じでした

 

立海卒業式についてはいろいろ感じたことがありましたので別でまとめます

 

 

 

 

シーン変わって、

亜久津と田仁志が制服姿で立っています

 

田仁志「阿久津!」

亜久津「…なんだデブ

田仁志「やー、またテニスやれよ!なかなかいいものもってるやっし!ま、あのチビには勝てなかったけどな!」

亜久津「あぁ?!てめーこそ泡吹いて倒れてただろうがよ!」

田仁志「○×%€☆※÷〆〜〜!(沖縄弁)

亜久津「なに言ってっかわかんねーんだよ!💢

二人で掴みかかり、一触即発になるも、田仁志が急に高笑いをはじめて「元気でな!」と声をかけ、去ります

亜久津「…おめーもな」

 

亜久津の破壊力ずるいですわ…何言っても面白いし最後のおめーもな!はかっこよすぎ…

 

 

 

二人がはけると下手から制服の跡部が「ラララララ…」とseasonを口ずさみながら登場します

するとそれに合わせるように「ラララララ〜」と上手側から歌声が聞こえてきます

クスクスする会場

 

そして出てきたのは白石

 

跡部日吉かと思ったらおめーかよ

会場笑

白石「跡部くん!これからどうするんや?」

跡部「まだまだ俺様の季節は終わってねぇよ(インサイトポーズ)」

白石「俺もまだまだこれからや(エクスタシーポーズ)」

跡部「あーん?俺様のポーズと手が逆さまなだけじゃねぇの」

白石「ほんまやな」

 

白石「跡部くん!またどっかで会おうな!」

跡部「ああ、どっかで、な」

 

意味深でかっこよかったですね…

個人的には跡部も白石もいつかはテニスを離れる時が来そうだなと思っているので、本当に全然関係のないところでふと再会するかもしれませんね

 

 

 

今までは青学の卒業のみフィーチャーしていたのを、出演三年生全員に別れの場を作ってくれた演出に感謝

 

ライバルズは他校ですが、U-17合宿などで面識はあるはずなので違和感なく見られました

どういうシチュエーション?とは思いましたが

 

 

 

続いて3年生卒業後?引退後?の青学のシーン

 

桃ちゃん先輩が「おらおら1年!涙ぐんでんじゃねーぞ!」と慰めてくれます

 

手前の席のお客さんにラケットを持たせて指導するくだりは従来通りでした

「誰に憧れて青学に入ったんだ?俺か?じゃあ今日からお前もレギュラーだ!まあ俺にそんな権限ないんだけどな!」

 

パツキンになったカツオに

「水野!なんだその髪は!」と海堂がキレ、

「海堂部長こそ、そのオニューのバンダナイケてるっスよ♪」

と返し、グラウンド10周走らされるトリオも健在でした

 

 

お前ら部長になったのか!のシーンもそのまま!可愛いですね

でも財前がいないのにこのシーンをやったのはなぜなんでしょうか

(旧シーズンでここに赤也を入れてなくて本当によかったですね…玉川よしお…)

 

裕太「今年こそアニキを超える!いや、今年こそ行くぜ…金田と!全国!

 

金田の名前出してくれてありがとう……

2ndでは笑かし日替わりだったと思うのですが今回は泣ける系なんでしょうか

 

 

 

M23 good bye and see you again (リョーマソロ新曲)

 

『あの日の幻』ポジションの歌です

 

メロディは覚えているのですが歌詞が全く思い出せません…

少し懐かしいj-popな感じで、非常に刺さりました

アニメのエンディングっぽかったですね

 

 

中央に三段の簡易的な階段ベンチみたいなものがあり、リョーマがラケバと荷物をそこへ置いて歌います

 

途中スクリーンに青学メンバー一人一人とのツーショット写真が映っていきます

↓順番は全然覚えてません…かなしい

 

菊丸 テレビゲームで競う二人

不二 サボテンのそばで不二に写真を撮られている?リョーマ

乾 勉強を教えてもらっているのに寝ているリョーマ

海堂 (忘れました)

大石 焼肉の網越しに睨み合う二人

河村 寿司を握るタカさんと箸を構えているリョーマ

手塚 ジャージを広げてSEIGAKUの文字を見つめる部長をこっそり見ているリョーマ

桃城 バスの中で肩を寄せ合って眠る二人

 

リョーマ 見守ってくれたみんなに感謝を込めて

     good bye & see you again

 

 

間奏のあたりで四方から手塚、跡部、真田、幸村が登場してラケットを振り抜きながら去っていきます

 

これがあったので、『あの日の幻』ほどキャスト寄りの歌ではなく、テニミュにおけるリョーマの歌という印象になりました

 

先の4人はにちかリョーマを大きく成長させた4選手なのかなと思います

 

 

この曲終わりに桃城海堂が、リョーマの写真?を見ながらあいつ相変わらずだな!と言い合うシーンがあります

アメリカでストリートテニス場にいる、ストライプシャツ姿のリョーマがバックスクリーンに映し出されています

 

 

M24 フィナーレメドレー

 

完全にそのまま続投です!

最後の『お前はプリンス』でリョーマが客席降りするところも一緒

この曲が終わると「あ〜テニミュ終わっちゃう(涙)」と感じてしまいますね

 

『バンザイ』のトンチキダンス、お願いだから元気キャラか可愛いキャラを前列にして

真田が前目センターはさすがに笑います

 

 

ここでバウです!

BGMは『お前はプリンス』

 

前々から思ってるんですけど、立海が二人ずつ(部長副部長は一人ずつ)出てきてそのあと再集合するときは真ん中に三強、青学中心に全員集合するときは立海の左端に三強が並ぶ序列が非常に好きです

 

あと青学もなぜか全員集合時、海堂だけ下手から上手に移動して桃城の隣?にいきますよね?あれの理由教えてください詳しい人〜!2年生は右端にいなきゃいけないみたいなルールがあるんですか!?

 

 

 

アンコール一曲目は……

 

M25 DESTINY

 

イントロは『笑顔をみせよう』だったと思うのですが、気のせいかもしれません(すみません)

対戦校のスライドショーが流れていきます

ここでまた会場の号泣指数が上がってしまいました

各地から聞こえて来る鼻をすする音をBGMに『DESTINY』が流れます

 

青学が私服で登場します

(赤や紺を基調とした感じで、中学生らしい等身大ファッションでした)

 

問題はその次なのですが…

 

 

立海私服ダッッッッサ(歓喜)

 

 

多くの人の涙がここで引いたことでしょう

 

 

特に真田弦一郎がやばい

ニュアンス系のグレーのパーカーに黒スキニー黒帽子なんですが、田鶴くんの身長にあわなかったのかちょっとショート丈パーカーになっていて本当に笑います

あと柳蓮二の首の詰まったピンクニット中にさらにシャツを合わせる首詰まりすぎコーデも謎

赤也のチェックトップス赤スキニーはダサかわいかったけど、あとブン太もまだセーフかな…幸村くんもモダンダンスの衣装みたいな服で三強どうした?????

 

今回は青学だけの歌ではなくキャスト全員が歌います

例によって立海パートがあるのですが

 

気に入らないところも付き合う間に

かけがえのない個性として認めていたね

お前のいいとこ悪いとこすべて

わかっているのさ 友達だから

 

友達だから で向き合うのが3A、3Bなのが最高でした(ほかは幸村とジャッカル、柳と赤也だったかな)

 

テニス部だけど、普通の中学生で、クラスや委員会での絆もあって…

仲良しなのはダブルスパートナーや幼なじみだけじゃなく、おなじ時間を過ごしたチームメイトみんななんだな、と感じました

 

気のせいかもしれないのですが

かけがえのない個性として認めていた"な"

と歌っていた気がします

青学は「ね」立海は「な」ならすごいなと思います

 

 

 

M26 アンコールメドレー(GMKK〜FGKS〜フワフワ〜GMKK)

 

 

イントロがそのまんまGMKKでフワァ!となる会場

立海コールは「と、お前は言う」でした

そしてちゃんとライバルズパートも復活です!

 

 

コーレスがあの超難関応援コールではなくなり、簡単な復唱になりました(ありがたい)

 

菊丸「セイ!そろそろいくっしょ!」×4

  「みんなの大きな声、いい感じだ!」

 

柳生「セイ!レーザービーム!」×4

  「やる気満々 ジェントルマン!/ 」

 

金ちゃん「セイ!ふんぎぃ!」×4

              「ごっつい応援おおきに!みんな今日は来てくれてー??」

 

\ありがとーう!!!/

 

金ちゃんがそのまま「来てくれて」を言うのは意外でした!リョーマの仕事かと思っていたので!

 

 

客席降りはFGKS!

FIGHT ON! 戦い続けるのは

GET ON! 勝利に未来があるから

KEEP ON! ハイエナジーどこまでも

STEP UP! 血潮が沸騰するまで

FIGHT ON! GET ON! KEEP ON! STEP UP!

から

チャッチャッチャチャチャ チャチャチャチャ

ヘイ!

のくだりもあり、感動のあまり両手で顔を覆いました…

 

そしてデレレレレレレ♪と繋ぎが入り、

 

I LIKE YOU フワフワ
I NEED YOU フワフワ
YES THANK YOU フワフワ
I WANT TO MEET AGAIN

 

フワフワ絶対来ると思ってましたがやっぱり来ると嬉しいですね!

 

 

前が通路だった為目の前でものすごくいろんなことが起きたのですが、終演後にロビーで興奮しながら文字起こししたものをせっかくなのでそのまま残しておきます

 

 

ハイタッチできたひと絶対他にももっといたはずだが手を出して走り抜けていく系だと一瞬なので忘れてしまう
・ももちゃん あからさまな立海ヲタの私にも快くハイタッチをしてくださる アンコール中泣きそうな顔でわろてた為かも ありがとね
・ゆーた 前通路列のひとたち一人一人に両手タッチ 優しい めちゃいい笑顔だった
・白石部長 あからさまな立海ヲタな私の前でわざわざ立ち止まってハイタッチしてくれる
私の両手vs白石部長の左手だったけど包帯のザラザラ感が趣深すぎた

・GMKK目の前で煽る真田

・FGKSで煽るあくつ

・教授が博士を連れてきてくれて肩ハグ&腕コツン 泣いた
・目の前を歩くゆきむらぶちょ おてふりしてくださる
・不二兄もお手振りしてくださった
・きんちゃんがリョーマにぎゅー
・ジャッカル優作が前を通っていくときめっちゃ笑顔で両手で手振ったら気づいてくれてめっちゃ笑顔で片手でさわやかに手振ってくれた
私のこのあからさまなマスタード色と破顔でファンであることが伝わっていたら嬉しいな
・ミートアゲイン!でブン太に両胸を鷲掴みにされるも、微動だにしない真田「その程度か?」みたいな態度でめちゃくちゃ笑った

 

 

 

記憶と記録の限界

本当はもっといろいろあったはずです

 

 

 

 

 

 

 

終演

 

 

 

 

書き忘れていましたが前アナはジャッカル、後アナは大石でした

 

「俺たちが負けちまったばっかりに、立海三連覇を決めることが出来なかった…。しかしあの越前リョーマが記憶喪失だとはな。必ず戻って来い!越前リョーマ。そして優勝を決めるのは我らが部長、幸村だ!俺らの想いを背負って見せつけてくれ!お前のテニスを!」

 

大石はごめん本当に何も覚えてません

(スマホのメモに「おおいし」とだけ残されてました)

 

 

 

 

総括

 

 

開演してまだ二日目でしたがめちゃめちゃ感動できたし、歌などに不安もなく人に勧めたくなるような舞台でした!

そして全体的に綺麗にまとまっているなと感じました。

1stシーズンの演出からほとんど変更がなかったのは意外でした。2ndシーズンでは前後編に分けるのをやめて一続きにすることによって1stとはガラリと印象を変えていたので(新曲も多数あった)、3rdで元に戻るんだなぁ、と。

こうなってくると演出や制作側ではこれがかなり完成形に近いという認識なのかなと思います。

全国立海は前後編共に良曲が多いので続投が嬉しいものも多かったですが、再演にあたってもっと違う側面が見えても楽しかったかなとは思います。

 

個人的には立海全員の新曲が欲しかった!

M1、関東大会曲のリバイバルもめちゃ興奮しましたが、一部分でも新曲があればまたいろいろ考察のしがいがあったなぁと…

今からでも立海バラードとか作ってもらってもいいんですよ!?

 

あとDESTINYは青5の歌であってほしかったです

2ndシーズン以降、1stの青学バラードをガンガン歌ってしまってますけど、ちょっと思いとどまって欲しいなと思うこともあります。

聞いたら聞いたでいい曲だなあ!と泣いてしまうんですけどね…

凱旋くらいから青10バラードに変更になるんでしょうか??

 

 

 

◇仁愛リョーマについて

 

前編の記憶をなくしたリョーマがとても似合っていましたし、天衣無縫の無邪気さもとてもよく似合っていました。

演技臭くなく、かなり感情移入して観ることができたと思います。

歌もめちゃくちゃ上達してましたね!

天衣無縫を見越して彼をキャスティングしたのなら本当に運営は大天才だと思います。

公演通しての運動量が大変なことになっているので体を壊したりしないといいのですが…ご自愛くださいね。

 

 

 

リョーマと南次郎

 

3rdシーズンで変更となった演出には南次郎が関わっているシーンが多くあります。(冒頭でリョーマに「まだまだだね」と言う、『僕は誰』の「テニス楽しいか?」前の台詞など)。

川に落ちるリョーマの釣りものが胎児のようだという点など、リョーマの原点回帰を思わせる演出だと感じる箇所はいくつかありますが、今回多いなと感じるほどに南次郎が登場するのもその一つなのかなと思います。リョーマの原点、南次郎ですからね。遺伝子。

 

 

リョーマと手塚

 

個人的に『レベルアップ』の新曲の内容が手塚vs真田戦の『本来の姿』とちょっと似ている点は気になりました。青学がリョーマに手塚と同じものを求めているように感じるからです。

心配なんだけど期待せざるを得ない強さ、チームのために負けて欲しくない選手

それは「仲間を裏切らないその求心力」だし、

 

つまるところの青学の柱なのだなと

 

全国立海戦は青学の柱継承の物語でもあるという点を強く再認識しました

 

ライバルズ跡部vsリョーマのシーンでも、舞台奥で台の上でラケットを振る跡部を観れば誰もが関東大会手塚vs跡部を想起するしね。

 

 

 

◇立石幸村について

 

表情がかなり見える座席でしたが全体的に厳かな印象。表情は公演通してあまり変わらなかったと思います。しかしそれが原作の目のハイライトがない幸村ぽくはあり、リアルでした。

 

神永幸村は人間味のある幸村だったように思いますが、立石幸村は少し人を超越したもののような印象を受けます。

それは中の人の年齢に起因するのかもしれないなと思いました。

1stシーズンでは余裕を見せつけながら凶悪な笑みを浮かべたりリョーマの手を踏んだり(踏んでない)、立海のダークさを際立たせる強烈なキャラ立てがあったので比較が難しいですが増田幸村も神永幸村も当時20歳前後ですよね?

立石幸村は落ち着いている、達観しているという印象がかなり強いです。

 

余裕のある時も追い詰められている時も冷静で一定の真面目な顔をしているのでものすごく強そうに見えますが、それゆえ結構安心して観れてしまうというところがあります。

 

今後公演を重ねていくにあたってどんな幸村くんになるのかがとても楽しみです。

 

 

・幸村と友情について

 

回想シーンに『友情のテニス』が挿入されたのは大きい変更点の一つと言えます。あれをどう捉えていいのか未だに掴みかねているのですが、3rd立海はかなり友情を強調しているところがあると思うのでその一環なのだろうとは思います。

前編でのベンチワークでも思ったのですが、幸村くん、立海メンとはかなり普通に話しているし話しかけられていましたよね。部内で浮いていたり畏怖される存在ではなさそう。

比嘉戦での『永遠のエンブレム』幸村パートは当時どう受け入れられていたんでしょうか…どなたかブログなど残されてますかね。

 

 

 

・幸村と三強

 

また前編の話になってしまうのですが、真田が手塚よりも幸村の方に重きを置いている感じがする真田だったので(中の人のイメージかもしれないのですが)、ここの絆は強調されて見えてました。(幸村側からも「零式サーブだ!」と半歩踏み出して叫ぶ、試合後にグータッチを求める等)

 

そして私はそこへ柳も加えたい

後半を見ていて、(どこのシーンだったか忘れてしまったんですが、)真田がリョーマの記憶取り戻し隊に加入している間、柳さんが立海メンから少し離れたところで俯瞰するように立っていたところがあって、(『神の子』くらいのあたりかな…)

幸村不在時には真田が部長、柳が副部長の役割を果たし、真田不在時には柳が部長補佐の立場になる

そういう3人のバランスの良さを感じることができました

だからこそ敗退した瞬間に真田と柳がベンチから降り、幸村に歩み寄るシーンがしっくり来るしグッと来たんです

 

 

 

氷帝学園について

 

おまけの話なんですが、今回の日吉はものすごくお育ちの良い感がありませんか?氷帝戦の時はそこまで感じなかったのですが、立海後編で跡部と二人きりになると、非常に似ているなという印象を受けました。

ビブラートの掛け方や立ち姿がみうべに少し似ているところだったり、お顔立ちのおぼこさも、氷帝学園としての一貫性を感じたといいますか、

 

もともとテニミュでの氷帝学園の校歌って「氷」という跡部の属性を謳うもので、氷帝学園のキャラって意外と個性的なのにテーマがそれでいいのか?と思っていたんです。

でも今回の内海くんの日吉を見て初めて、いいじゃんと思えました。

日吉からおぼっちゃま校っぽさと跡部の次期部長っぽさが出ていて"氷帝学園ぽ"くて良かったってだけの話なんですけど、

テニミュは代ごとにキャラ解釈や立ち位置が違ったりして、それがおもしろいですよね!

2nd仁王のくぼひでが人気ありすぎて強さで三強を食いそうになってたのとかも

 

 

 

立海の卒業式について

 

※これは立海ヲタの妄想と戯言であってレポや考察ではないです

 

今回の立海卒業式で必要以上に泣けてしまったのは、立海メンの別れを初めて意識させれたからです。

立海大附属中はそのまま附属高があるので私は勝手に全員内部進学して高校でこそ三連覇狙ってくれると思っておりました。

 

青学は

手塚がプロになるため海外へ

大石が医者を目指すため外部受験(OVAネタ)?

タカさんがテニスを引退

という情報が揃っているので、それぞれの別れの言葉に違和感はないんですが、立海はライバル校の一つでそこまでの情報が描かれていないので同じことはできないはず…

 

個人的にもともと外部受験しそうと思っていたのは柳生(医学部を目指すため)と柳(乾と同じ高校に行きそう)ですが、今回かなり散り散りになるようなニュアンスだったので色々考えてみました。

 

 

まず仁王の「柳生、元気でやりんしゃい」はどう考えても進路が違える人の発言なので、かなり衝撃を受けました。

 

①仁王が附属高工学科へ進むため部活が別々になる

②柳生が医者になるために外部受験する

 

どちらも想定できますが、いやだよ…

高校でもまたダブルス組んでよ…(涙)

 

 

プラチナペアも別れそうでしたが変装コンビほど確信的な台詞は言っていません。

ブン太「またやろうな」

ジャッカル「おう」

のみです。

この二人はどちらも外部受験しそうにないので、もしあるとしたらジャッカルが故郷へ帰る?しかしそれならもっと他に言うことがあるような気がするので微妙です。

 

プラチナくらいの別れ方だと、立海大は引退ごとに一回ダブルスを解消することになるから高校でもまた組めるかはわからない(監督次第)っていう大妄想をすれば納得できます

 

 

柳は後輩の赤也とはどう頑張っても学年が違うので割愛

 

 

真田幸村も明確に別れを匂わせていたわけではないですが、「これからもよろしく」的なニュアンスが全くない対話だったので一旦進路が離れるのかなという感じ。

 

①幸村が手術のため海外へ行く

②幸村がプロになるために海外へ行く

 

手塚と同等の実力者の幸村ならプロから声がかかっていてもおかしくないと思うんですよね。

行くなら早いほうがいい。

でも個人的には幸村は「今度こそ俺たちで三年間天下を取ろう」と真田に言ってくれそうなイメージだったんですけどね…なので①ならギリ納得できます(いつか戻ってくる前提)

 

 

 

許斐先生しか分からない未来のことをテニミュでここまでやっちゃっていいの?と思うと同時に、もしかして確認のうえ?という疑念が生まれます。

 

2ndシーズンの「お前たち部長になったのか!」も、部長にならない人が混ざってたら後々問題になりますよね(赤也…)

 

 

だとしたら立海離れ離れじゃないですかやだー(泣)

 

 

 

ヲタクとしてはこういう演出をしよう!と思い立った時点で一度先生に確認して欲しいですが、もう確認済みだったらどうしようもないです

 

 

 

いろいろ書きましたがここで一旦終了に致します。

 

ここから他の方のレポや考察を拝読して少しずつ修正していきたいと思っていますが、自分が初見で感じた印象を取り急ぎ文字に起こしておきたかったので、忘れてしまう前に慌てて書きました。

 

1stシーズンのセトリやシーン配分を元にレポを書いたので順番などが違えばどなたか教えてください!切実です!

 

あと4回ほどは観劇予定ですので、そこでまた感じるものがあったら別途記事に残したいと思います。

 

 

ここまで読んでくれた方がいらっしゃいましたらありがとうございます。

長文で失礼いたしました。